年次別カリキュラム

1年次カリキュラム

カリキュラム

座学を中心に看護の基礎から一般教養までをしっかり学びます

基礎分野 【科学的思考の基盤】 論理学/生活科学/情報科学/看護物理学
【人間と生活、社会の理解】 心理学/社会学/英語I
専門基礎分野 【人体の構造と機能】
解剖生理学I/解剖生理学II/解剖生理学III/解剖生理学IV/生化学/栄養学

【疾病の成り立ちと回復の促進】
薬理学/微生物学/病理学総論/医療概論/疾病治療論I/疾病治療論II/疾病治療論III/疾病治療論IV/疾病治療論V

【健康支援と社会保障制度】
健康科学
専門分野I 【基礎看護学】
看護学概論I/基礎看護方法論I/基礎看護方法論II/基礎看護方法論III/基礎看護方法論IV/基礎看護方法論V

【臨地実習】
基礎看護学実習I/基礎看護学実習II
専門分野II 【成人看護学】 成人看護学概論  【老年看護学】 老年看護学概論
【小児看護学】 小児看護学概論  【母性看護学】 母性看護学概論
【精神看護学】 精神看護学概論
統合分野 【在宅看護論】 在宅看護概論

Pickup講義

専門基礎分野 解剖生理学

医療の基本となる
人体の構造と機能を学びます


看護学の第一歩は人体を知ること。解剖生理学の授業を通して、人体の構造や機能を理解していきます。
また、看護学や医療技術の習得、臨床現場で必要になる知識を身につけることも目的にしています。
授業前と後では、 ”人の見方” が変わってくるはずです。

〈担当〉医療科学部 教授 山田 晃司

看護学の第一歩は人体を知ること。解剖生理学の授業を通じて、人体の構造や機能を理解していきます。また、今後の看護学や医療技術の習得、臨床の現場で必要となる知識を身につけることも目的としています。授業の前後では“人の見方”が変わってくるはずです。

専門分野Ⅰ 基礎看護学

講義と演習で看護の
土台づくりをおこないます


看護に必要な「知識」・「技術」・「態度」について学習する基礎看護学。「看護とはなにか」という問いから始まり、血圧や脈拍など患者さんを観察する技術、食事や排泄など患者さんの日常生活をサポートする技術、注射・検査など医師の診療を補助する技術といったさまざまな看護援助の技術を学習していきます。また、学生同士で患者役や看護師役を担いながら、患者さんの立場や気持ちを理解することも学習します。

〈担当〉西山 都師恵、小八重 和子

看護の基礎的な知識や技術、態度について学習する「基礎看護学」。看護とはなにか、という問いからはじまり、患者さんの日常生活のサポートから注射や検査といった診療の援助まで、講義と演習の両面を通じて習得していきます。

在学生の声

患者さんを笑顔にできるケアを身につけたい

先端医療だけでなく、実習を通じて地域の高齢者の方と積極的に交流し、その生活を支える医療についても学べる点にひかれて、この学校へ。自分がおこなうケアによって患者さんに喜んでいただき、その笑顔が見られるように、まずは基礎を身につけたいと思います。

岐阜県 中津高校卒 1年 M.N

2年次カリキュラム

カリキュラム

看護に対する視野を広げ、専門領域への理解を深めます

基礎分野 【人間と生活、社会の理解】 教育学/英語II/人間関係の基礎/人間関係各論
専門基礎分野 【健康支援と社会保障制度】 社会福祉概論/社会福祉各論/公衆衛生/看護のための検査学
専門分野I 【基礎看護学】 基礎看護方法論VI/基礎看護方法論VII/臨床看護総論
専門分野II 【成人看護学】 成人看護方法論I/成人看護方法論II/成人看護方法論III/成人看護方法論IV
        成人看護方法論V
【老年看護学】 老年看護方法論I/老年看護方法論II/老年看護方法論III
【小児看護学】 小児看護方法論I/小児看護方法論II/小児看護方法論III
【母性看護学】 母性看護方法論I/母性看護方法論II/母性看護方法論III
【精神看護学】 精神看護方法論I/精神看護方法論II/精神看護方法論III
【臨地実習】  成人看護学実習I/老年看護学実習I/精神看護学実習
統合分野 【在宅看護論】 在宅看護方法論I/在宅看護方法論II/在宅看護方法論III
【看護の統合と実践】 医療の安全と災害看護

Pickup講義

専門分野Ⅱ 成人看護学

健康障がいからの回復や健康の維持増進、
健康問題への関わり方を学びます


人生の中でもっとも長い成人期。変化の激しい中、健康への問題を抱える対象者に寄り添う看護とはなにかを学びます。病気や障がいが生活や人生に与える影響も理解します。

〈担当〉内藤 綾佳、熊澤 幸子、屋木 景子

成人期の方を対象に、健康障がいからの回復とその後の維持、また終末期までの多様性や個別性を尊重し、その人らしく生きることをどう支えていくかを学習します。人が持つ力を活かした看護援助のために不可欠な知識も習得します。

専門分野Ⅱ 老年看護学

高齢者に寄り添い、人生を慈しむ看護を探求していきます

超高齢社会ですが、日常的に若い人が高齢者の方と接する機会は多くはありません。授業では、高齢者を多面的に理解する力を養うとともに、高齢者疑似体験やケアハウスの訪問など、体験を通して楽しみながら学ぶことを大切にしています。人生最期の期間をできるだけ健やかに過ごすための援助方法を学び、病院だけでなく介護老人保健施設にも協力していただき、実践的な知識や技術の習得に努めています。

〈担当〉園井 葉子

授業では、老年体験やケアハウスへの訪問など、体験型の内容を充実させ楽しみながら学ぶようにしています。
臨地実習においても、介護老人保健施設などで実践的な知識や技術の習得にも努めています。

専門分野Ⅱ 精神看護学

不安や苦しみを理解し的確な援助方法を身につけます

社会の変化にともない、心の健康に障がいを抱える人へのケアが重要視されています。
乳幼児から老人までの精神状態を学び、デリケートな問題への理解を深め、解決方法を探ります。

〈担当〉吉川 英治

心の看護は、患者さんとともに苦しむこともあり、自分自身の心を酷使する一面を持ちます。不安な心理状態をしっかり理解し、患者さんを援助するとともに自分の心のバランスをしっかり保つ方法も身につけます。

在学生の声

幅広い視点を養い患者さんに合った看護を

実習の場で、なぜこの看護が必要なのか、根拠を理解して実践できるようになりました。一つだけはなく、状況に応じて多方向から看護を考える視点も身についたと感じています。患者さんの心に寄り添い、その方に合った看護を提供できる看護師になりたいです。

三重県 川越高校卒 2年 S.H

3年次カリキュラム

カリキュラム

知識と技術を統合し生きたスキルへと昇華します

基礎分野 【科学的思考の基盤】 哲学
【人間と生活、社会の理解】 英語III
専門基礎分野 【健康支援と社会保障制度】 関係法規
専門分野Ⅰ 【基礎看護学】 看護学概論II
専門分野Ⅱ 【臨地実習】
成人看護学実習II/成人看護学実習III/老年看護学実習II/小児看護学実習/母性看護学実習
統合分野 【看護の統合と実践】 看護管理と国際看護/ケーススタディ/臨床看護技術と評価
【臨地実習】 在宅看護/看護の統合

Pickup講義

専門分野Ⅱ 小児看護学

子どもとの交流を深めながら
一人ひとりにあった看護を模索します


健康・不健康を問わず、すべての子どもを対象とした「小児看護学」。
家族を含めた環境をふまえ、一人ひとりにあった看護について考えていきます。

〈担当〉東 本美

小児看護の学習を通じて、人がもつ可能性の大きさについて考えます。人がどのように成長し、発達するかについても理解を深め、子どもたちと接する実習を通じて実践的な知識や技術を身につけていきます。

専門分野Ⅱ 母性看護学

妊娠・分娩・育児を迎える女性の体と心への理解を深めます

女性の一生の中でも、妊娠・分娩・育児の期間は不安になりやすい時期です。母性看護学では、その不安な時期に女性が快適に過ごすための支援方法を学習します。

〈担当〉前田 初美

母性の大きなテーマである妊娠・分娩・育児を、的確にサポートできる知識や技術を身につけます。また広く女性の身体について理解を深めるとともに、健康維持や増進、その時々のさまざまな問題について理解を深めます。

統合分野 在宅看護論・看護の統合と実践

家庭ごとの個性や状況を理解し、
環境に適した看護の実践をめざします


看護の必要性がある在宅療養者の生活に根ざした、適切な看護方法を学びます。各家庭の生活スタイルや価値観を理解し、多様なニーズに適応できる力を養います。

〈担当〉酒井 和也 水谷 名穂美

既習学習を統合し、より臨床実践に相応した状況で学び、
臨床現場にスムーズに適応できるための能力を身につけます


めまぐるしく変化する医療や医療体制を総合的に理解し、医療チームの一員として看護サービスが実践・遂行できる能力を身につけることをめざしています。

在学生の声

数多くの実習を経験し自分の看護観が見えてきた

各領域での実習を通じ、講義と臨床をつなげて疾患を理解することができました。実習での看護を振り返ることで、自分の看護観を深めることができました。看護職はどこまでも自分を高めていける仕事。これからも向上心を忘れず、学び続けていくつもりです。

愛知県 同朋高校卒 3年 M.S